今回は初めて婦人科を受診してから1年を過ぎた頃に提案された転院についてお話します。

その後私は誤った選択をしてしまい薬による刺激のし過ぎで卵巣が腫れ上がってしまったりしながら、自分の状態に合う病院に最後にたどり着くことが出来ました。

これから病院を選ぶ方は必ず家からの近さや評判の良い悪いや治療費だけで病院を選ぶのはやめて下さい。

人によって価値観は違いますが私は不妊治療において良い病院というのは赤ちゃんを授けてくれる病院だと思います。
どんなにサービスが良くて設備がキレイでも、はたまた比較して安くても妊娠して子供を産むという結果に結び付けてもらえなければ良い病院、良い医師とは言えないと思います。

1,転院先を選ぶ基準②原因の追求
不妊治療の病院を選ぶ時に一番大切なのは患者の何が原因で不妊という状態に陥っているのかはじめにしっかり調べられる病院か?というポイントです。

私は取り敢えず周囲に勧められた病院を受診してしまいましたが、そのせいで3年半無駄にしてしまいました。

37歳から3年半というのは卵の質を考えるととても貴重な時間です。もし最適な病院を1番はじめに選べていたら私はもっと早く質の良い卵に出会えて子供に兄弟を作ってあげることができたかもしれません。
過去を悔やんでも仕方が無いので説明したいと思います。

多くの場合はじめに選択肢は3つあって①タイミング療法②人工受精③体外受精という治療法があるかと思います。
なんとなく高齢になればなるほど体外受精の方が良いのかな?と思いがちですが全くそんなことは無かったです。

この治療法の違いは不妊の原因によるものです。
①のタイミングを選ぶ場合は精子に問題がなく、卵がうまく育たない、または排卵出来ない場合のみ有効です。

②の人工受精を選ぶ場合は、卵は①と同様で、更に精子が全く無いわけではないけれど少ない場合は有効です。

③の体外受精を選ぶ場合は①、②とは全く異なり卵はうまく育たない、排卵出来ない場合も適用されますが、最も肝なのは排卵した卵をキャッチ出来ないピックアップ障害がある場合は必ずこの方法を選ばないといけないということです。精子はいれば大丈夫です。

ここに出てくる治療法はごっちゃになりやすいので覚え書きに更に詳しくまとめます。

ちなみにもし精子が1匹もいない場合は男性不妊になります。それはまた男性不妊の治療が得意な病院があるので第4の選択肢になります。

2,転院先を選ぶ基準③刺激の仕方
転院先を選ぶ基準③は卵を育てる際にどんな方法を選択するかです。これはその人の年齢、卵の質や育てやすさによるようです。

ホルモンの名前をたくさん並べるとわかりづらくなってしまうので詳しいホルモンの名前は覚え書きに記載するので今は大きなくくりを紹介します。

よく不妊治療の病院の話を聞く時に刺激する病院しない病院という区別を聞きませんか。

■刺激をする病院とは
何を刺激するかというと卵巣を刺激してうまく育たない卵を無理やり育たせてあげる治療をさします。この薬は前の記事にある強制的に排卵させる薬よりも体に残りやすく次の周期にも影響してしまう為刺激したら1〜2周期お休みというスケジュールで進みます。高齢だから休んでいる暇はないのよ!と思うかもしれませんが大抵刺激をすると一度の採卵で10〜30個ほどの卵が小さいものを含めて取れるのでそんなにデメリットに感じる必要は無いです。ただし卵巣に用意できる卵がそもそも少ない人の場合は刺激しても取れる数は変わらず、刺激したことによる卵巣の腫れなどリスクが上回るので医師による見極めが大切です。
私は刺激のせいで卵巣は腫れて痛いし、治療も中断しなければならずだいぶん時間をロスしました。
けれど若くて卵を用意する能力がある人なら一度の採卵ででかなりの量の卵を確保できるので精神的にも肉体的にもおすすめです。

■刺激をしない病院ー自然治療ー
自然治療も全く薬を使わないことはまれです。自分の体のホルモンに卵を育てさせるようにする弱い刺激の薬は使いますが刺激の病院が使うような強い薬は使わないので卵巣が腫れるリスクはかなり下がります。次の周期への薬の影響も残らないので採卵してすぐに移植することもできるのもメリットです。私のような高齢で卵巣の卵を用意する能力が低い人はいくら刺激しても意味がないので自然治療の方が向いているそうです。一度の採卵で、小卵胞という小さな卵胞を刺さなければ1~2個の卵が採れます。小卵胞も刺すと8個近く採れることもあるそうです。

3,転院先を選ぶ基準④費用
ここまできてやっと費用の比較です。

不妊治療は多くの場合年齢によって極端に成功率が違います。
なので費用は誰でも同じではない病院が多いです。

多くの病院は年齢によって費用を分けている場合が多いです。
以下費用の異なるポイントについて解説します。

■年齢
これは先ほどお話した通り年齢を35才前後で区切る病院が多いです。
若いほど成功率が高いので治療をしやすいように採卵、移植の費用が安く抑えられています。
高齢ほど成功率が低いので採卵費用は高めになります。

■治療回数
年齢に関わらず妊娠しにくい人はいるので今まで何サイクル治療したかによって費用が異なります。

■成功報酬制度
これは不妊治療は結果が出ないと意味がないという考え方からくる制度で採卵移植の費用は比較的安めで妊娠8~9週までたどり着き晴れて卒院となった際に成功報酬という形でまとまった費用がかかるパターンです。妊娠しないと病院も経営が大変なので自信があるんだな。と心強く思います。
治療が上手くいかなくてかかるお金は辛いですが、成功してお支払いするのは嬉しい出費ですよね。

これはどの病院が適しているかそれぞれのポイントで異なってくるのでご自身の場合に当てはめてどこの病院がよいか比較して下さい。

ちなみに私は年齢は高齢だし、治療回数も必要でしたので成功報酬制度の病院で本当に良かったなと思います。

4,転院先を選ぶ基準⑤スケジュール
通ってか通いにくい!とわかるほどストレスなことはありません。

■治療法による優劣
スケジュールは刺激をする病院≫自然治療の病院の順で治療しやすいです。
刺激をする病院はある程度薬でコントロール出来ますが、自然治療の病院は自分のホルモン次第なので来院回数は増えます。

■病院の方針による優劣
同じ自然治療の病院でもずらせる時はずらしてくれる病院もあれば、仕事だからというとじゃあこなくて良いですと突き放す病院があります。これは言われると心に刺さりますよね。見分け方としては病院の主催する説明会に参加して院長先生の発言に注目して下さい。それでだいたいわかると思います。

■診療時間
もし通う回数の多い病院でも夜遅くまでやっていてくれれば有給をとらずに治療出来ます。なのでこれも重要な見極めポイントですね。

■待ち時間の長さ
これも大切です。病院によっては4〜5時間待たせる病院も多くあります。しかも外出禁止が多いです。

この辺りを調べた上で納得して選択出来ると良いです。とにかく仕事をしながらの治療は体も心も辛いので注意が必要です。有給を使い切ってしまうと欠勤とか、最悪クビになってしまったり、なまけものの烙印を押されてしまうこともあります。
不妊治療は本当にお金がかかるし、子供ができなかったことも考えると仕事を辞めることは怖くて出来ませんでした。